泉 房穂
子ども政策なんて、誰でも口では言うけど、本気で取り組んだ政治家はいなかった。
市長会が終わった後の懇親会で、そのホンネが出ます。堂々と「本当はしたくないんだよね、子ども施策なんて」って言うからね。
公共事業を減らして子供政策へ
カネを子ども施策に注ぎ込みました。...子ども予算を12年間で2倍以上に増やしました。市の年間予算は約2000億円で、そのうち子ども予算は、私が市長をやる前年は125億円。それが直近では297億円と、2.38倍にしたんです。財源調達のためには、増税したわけでも、新たに保険をつくったわけでもない。予算内でやり繰りしただけです。
公共事業費は3割、4割減らしましたから、減らされた側は「ええかげんにせえよ」となる
「殺害予告」もありました。私は市長就任1年めにさっそく、公共事業などの見直し、職員の総人件費の削減に踏み切りました。公共事業では下水道予算を600億円から150億円まで、4分の1に減らした直後、「殺すぞ」という脅迫文が届いたんです。
市職員の総人件費も20億円減らしました。これまでは、昼間はタバコ休憩をゆっくり取って働かず、残業代で稼いでいた職員が多かった。そこで残業代を半分にしたもんやから、彼らのうらみを買った。
流石にここだけ見ると十把一絡げな暴論基素.icon
適時適材適所
「適時」については、ほかの自治体の定例人事異動が年に1回のところ、明石は年間27回やった
「適材」でない職員は、出世できなくなったわけ。私が市長になった当時は、59歳、60歳の定年間際にご褒美のような形で部長になる慣習でしたが、それを全部やめた。いまは30代の課長も、50代の部長もいます。
年功序列の廃止と同じで、最初からそのルールだったら納得がいくだろうが、安い賃金の中それを前提に人生設計していた人はたまらないだろうな基素.icon 年功序列や退職金は未来へ報酬を期待させることで今を安く買い叩く方法として機能しているので
裏金や業者への口利きの話を、私はいくつも知っている
自身の暴言の責任を取って政治家引退を表明した現職の泉房穂氏が後継指名した元市議の丸谷聡子氏(59)が、自民、公明推薦の元市議らにダブルスコア以上の票差で圧勝した。同時に行われた市議選(定数30)でも、泉氏が支援した新人候補らが圧倒的な得票数で次々と当選。
https://www.youtube.com/watch?v=V6f8xpNjdOc
本人が話している動画。2022/9/4時点では再生できていたが、いつの間にか非公開になっていた(2023/5/14)
市民満足度が大きく上昇
人口流入もあるが、出生率も上がっている
人が増えれば経済が回る
コロナ禍で過去最高益
地価上昇
税収は減少傾向だが、8年で32億円増、公債比率はトップレベルへ
税収が増えたので子ども以外のテーマでも予算がつけられるようになった
フリではなく本気でやっている。フリができる時代ではない。
最初に組織改革
条例を改正し、幼稚園や図書館の権限を教育委員会から市長へ移して連携を強化した
児童相談所の一時保護所からもといた学校へ通える。日本では明石だけ。学校と警察と連携したからできる
縦の問題
法律上は国と地方自治体は対等とされているが、実態はそうではない
子ども医療費を18歳まで無料化したら、国から1800万円交付を減らされた
地方消費税の増税分を、幼保の無償化に強制される
政策自体は賛成であるが
財源は国の責任でやれ
子供に近いのは国ではなく市町村
泉市長下で、明石市は子供の予算を倍増した(126→258億円)
金を作る方法はないので、やりくりした
明石周辺も真似してる
子供担当の職員数を3倍にした(39→135人)
質が重要
弁護士を10人以上常勤配置
児童相談所を国の基準の2倍スタート
「国の基準通りの人数でできるわけがない」
これでも大変だ
人材育成
研修
里親は5年前に比べて2倍に増加
提言
予算を次年度がら倍増
速やかに3倍増
地域ボランティアの公的助成を
ボランティアは任せられても続かない
所得制限の撤廃
予算は減らせるが、効果が薄い
かけない方が出生率が上がる